
すぐに会えないけれど、声が聞きたくなる人と繋がって、その人の近況や今感じていることに耳を傾けてみる声のプログラムです。インタビューのようで、世間話のようで、そのどちらでもない対話。決して「番組」って感じではないけれど、2人の対話が他の誰かのもとにもささやかに届きますように。「糸でんわ について、思うこと」私がこどもの頃作った糸でんわは、2つ紙コップを糸で繋ぐ、シンプルなものでした。聞く人は耳にコップをあて、話す人は紙コップに口をあて、声のボリュームを落として話す。そうしないと相手にうるさく聞こえてしまうからです。私は、この原理をとても気に入っています。紙コップは聞きながら同時に話すということができない。聞く人は最後まで耳を澄まし、話す人もやさしく伝える。順番に話す人と聞く人が変わる。お互いが話したいことをただただ話すのではなく、じっくりと声のキャッチボールをするこのスタイルが好きです。1対1であることや、すこし秘密めいた感じも、大切な話をするのにいいなあと感じています。糸でんわをつかって対話すると、きっといつもの会話も変わるだろうなと想像しています。聞き手:岩竹香織